めずらしい流れ星撮れたよ/2022年ふたご座流星群

2022年12月14日 三大流星群のうちの一つ、ふたご座流星群の写真を富士山をからめて撮りたい。

流星が飛んでくる方向を放射点といいますが、今回はふたご座の方向に放射点があるのでふたご座流星群。
そのふたご座が東の空から登ってくる時刻が19:00ごろ。
その流星を富士山といっしょに写真を撮りたい。
そこで、選んだ撮影場所は東方向に富士山が見える朝霧高原。(朝霧アリーナ)
本当は西湖の民宿のおじさんなので、西湖と富士山をからめた構図にしたかったけど、西湖からの富士山は南方向なことと、
22:00には月が昇ってきてしまう関係で朝霧高原で空の開けた場所ををチョイス。
実はこの場所は11月8日の皆既月食の時も月が東方向だったので行ったことのある場所。
月食の時は早い時間から人がたくさんいて、先に来ていた方の間に望遠鏡とカメラ三脚を立てさせてもらったほどでしたが、
この日はガラガラ、、、日にちを間違えたか?と焦る、、、

星見でゆたかな気持ちになる?グッズ

どんどんと柔軟性を失っていく体。
じつは夜空を見上げる体勢はおじさんにはしんどかったりします。(お客さんの前では余裕のふりをしています。)
ホムセンにホッカイロを買いに行ったついでにアウトドア用品コーナーをのぞいてみると、そふぁ~のような椅子っていう
タグのついた折りたたみ椅子を見かけちゃった。
試しに座ってみると、ふんぞり返って真上(天頂)を見ても重たい頭をしっかりホールドしてくれる♡
これは、星見によろしいのではないか?欲しい、、、でもお高い、、、
自分に甘いバイアスが働きご購入。
(使った感じ)
お店で試した通り、天頂を見上げても超~らくちん♡
ムダに幅広と思われた背もたれも双眼鏡を持つ両肘をしっかりサポートしてくれてこれまたらくちん♡
当たり前だけど体もホールドしているので、一度観た天体の方向を体で覚えておいて瞬間自動導入。
天頂付近にあったM31(アンドロメダ銀河)から二重星団とかM45(すばる)とかパッパッと瞬間に。
楽しい♡
広い背もたれは風上に向けると冷たい風も防いでくれる。これはいい♡
しかし、軽いから立ち上がる度に風で倒れる、、、
でも、とてもゆたかな気持ちになれるアイテムとなりました。


奮発して買っちゃった。こ~るまん

そのうち買うぜっ!!フルサイズミラーレス

おじさんのカメラはロートルなCANON EOS 5DⅡ。
固定モニターなので星撮り用には首にぜんぜんやさしくない。
みなさんの最新マシーンのように高感度でも明るくキレイに撮れないのでいつも悩む。
(今回の設定)
・流れ星の瞬間の光をキャッチできるようにISO3200(それでもおじさんの5Dはノイジー)
・実際に眼でみた感じに撮りたい事と、ノイズが少なくなるように露光時間は6~10秒
・リモコンのインターバルは短くしたいところだが、5Dの立場になって露光時間と同じにする(少し休ませる)
・レンズはできるだけ目で見た感じに撮れて、手持ちの中で一番広角なSAMYANG14mm F2.8(今回は魚眼レンズはスルー)
・(持ち物)レンズヒーター、ピント固定用養生テープ、ピント探し用虫めがね(老眼必須アイテム)

たくさん撮れたよ。流れ星

これまでは、どーしても人とちがう事をしてしまいたくなるおじさんは、スマホとか防犯カメラによる動画撮影なんかして遊んでいて、
まじめに流星撮影をしたことがありませんでした。(スマホは凄いヨ。デジカメ要らんのでは?ってなるぐらい)
今回、まあまあ、イメージ通りにそれなりに、たくさんの流れ星が写りました。
一番上のアイキャッチ写真は無修正の撮って出し。
フレームアウトしてるけど、実際に明るい流れ星はこんな感じにシュワッとぴかーって。感じです。

冬の天の川に飛んだ流れ星。
短い露光だったので、ちょい強調修正。富士山がのびているのは広角レンズのせい。(言い訳。なんかすれば直るはず。)

初めて見ました!!自分の方に飛んでくる流れ星(静止火球)

いや~。
びっくりしました。
流れ星は彗星などが残していった小さなカケラ的なものが大気圏で燃えて光って見えるもので、比較的に近くまで燃えながら落ちて来て
明るく光るのが「火球」。燃え尽きないで地面まで落ちてくるのが隕石なんだって。
ごく稀に火球は目撃してきましたが、自分の方に飛んでくる火球は初めて見ました。
自分の方に飛んでくるので、流れないで一点で(静止して)輝いて見えるそうです。
ビカビカっ!!ぴかーっ!!って。もう、映画「未知との遭遇」みたいにまぶしいの!!

これはうそ。車のライトです。でも車にでも照らされたかと思うぐらいのまぶしい明かり。

それでは、ニュースにもなっていたひじょ~に珍しい静止火球をとらえた写真がこれです!!
自己記録画像として無加工の撮って出しです。
ちょうど富士山の上で、火星や恒星のなかで一番明るいシリウスよりも大きく輝いているのがそれですっ!!

でも、これはふたご座流星群由来の流れ星なんだろうか???

この日は流星群を見てる。っていう意識があったから、すぐに火球だ!!ってわかったけど、普段だったら、なんかの攻撃か事故かUFOかと
勘違いするような眼がくらむまぶしさでした。
その後には、長く幻想的な流星痕をみつめてました。
この時カメラは露光6秒、インターバル8秒で撮り続けていたので流星痕のぱらぱらマンガ風スライドショーを作ったので皆さんにお見せしたかったのですが、こちらのブログではファイル形式が対応してないとのメッセージが出てアップロード出来ませんでした。ざんねん、、、

流星痕の1枚。こちらも無加工の撮って出し。上記カメラ設定で竜のようにのびて消えていくまで60枚ほど写っていました。
実際に眼でみたときは、もっと明るいみどり色のように感じました。これほど長い流星痕も初めて見ました。

この後は明るい月が昇ってきましたので撮影を止めて撤収と致しました。
それでも大きな流れ星はまぶしく流れ、まだ観測している人たちから驚きの声が続いていました。

月が昇ってからもたくさん流れていました。F8ぐらいに絞ればゴースト無くまだまだ撮影できたかも?

家路の車の中からもいくつかの流れ星。
なんだか導かれるように樹里庵に帰ってきました。(道路の温度表示板は-6℃)
全身冷え切ってるよLife goes on.
次回の三大流星群のしぶんぎ座流星群は2023年1月4日の夜明け前。
寒いよね~。
寝てるかも、、、

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